しほこの暮らし

40代 不妊治療と日々の生活のあれこれを綴っています。

映画「イップ・マン」:とても魅力的なヒーロー像。

こんばんは、志帆子です。

いつも訪問いただきありがとうございます。

 

私の大好きな映画「イップ・マン」をご紹介します。

序章・葉問・継承の3部作になっています。

 

  

 

 イップ・マン 序章 [DVD]

 

作品概要
 

ブルース・リーの師匠で、中国武術・詠春拳の達人として知られる

イップ・マン(葉問)の人生を描いています。 

 

ストーリー
 

1930年代の中国広東省佛山。詠春拳の達人イップ・マン(ドニー・イェン)は、家族とともに平穏に暮らしていた。武術の実力と人格によって人々の尊敬を集める一方、彼を倒して名を上げようとする武術家も多かった。しかしイップ・マンはそんな武館荒らしたちを、ひとひねりに倒してしまうのだった。1938年、日中戦争が勃発し、佛山は日本軍に占領される。家屋を取り上げられたイップ・マンは、家族を養うために慣れない炭鉱労働に勤しむが、一家は困窮する。そんな折り、イップ・マンの実力を知った日本軍将校・三浦(池内博之)は、日本兵たちに武術を教えるよう迫る。それを拒否したイップ・マンは、空手の名手である三浦と生死をか

けた勝負に挑む。

 

引用:イップ・マン 序章 | 映画-Movie Walker

 
キャスト
イップ・マン:ドニー・イェン
チョウ:サイモン・ヤム
三浦:池内博之
その他情報
監督:ウィルソン・イップ
日本公開:2011年(香港映画)

本作品の後半は、日中戦争を描いており、

イップ・マンの敵として日本軍が登場するため、

当初、日本公演予定がなかった映画です。

佐藤というすごく嫌な日本兵も登場しますが、

少なくとも、池内博之の演じる三浦は、正々堂々と戦う日本兵であり、

日本軍はそこまで悪く描かれてはいないと感じています。

 
とても魅力的なヒーロー像
 

カンフー(詠春拳)の華麗なアクション場面も素晴らしいのですが、

この映画の一番の魅力は、イップ・マンの人格、生き様に尽きると思います。

 

イップ・マンは、カンフーで戦えば誰にも負けない強さを持ちながらも、

自ら進んで戦うことはありません。

戦いを挑んできた相手にも敬意を表します。

非常に謙虚で優しく、物腰穏やかで品格があり、実直で律儀です。

本当にすごい人というのは、自分を必要以上に大きく見せないし、

偉ぶらない。

人格的にも武術家としてもパーフェクトな上に、育ちも良く、

愛嬌もあるのです。

こんなヒーロー見たことないから始まり、イップ・マンの人格、生き様に感動します。

3部作最後の継承では、「その拳が伝えるのは、愛」がキャッチコピーに

なっており、このキャッチコピーにふさわしい映画の内容になっています。

家族の危機、武術の危機に直面し、未来につなぐべき心のために戦います。

夫婦の愛に、泣かずにはいられません。

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映画の中の名言
 
・中国武術は自己修養、心を無にして争わぬために戦う。
・自分ではない、中国武術の誇りのためだ。
・人間は平等であるべき。
 世界を動かそうとするのは、金持ちや権力者ではなく心ある者でなければならない。
・行動はすべて、今だけでなく未来につながる。
・命はあなたのものだが、あなたのものではない。
・一番大切なのは、そばにいる人だ。
 
 最後に 

 

 人間の愛と誇りと本当の強さとは何かを伝えてくれる映画です。