ただのファンタジー映画じゃない「プーと大人になった僕」☆プーさんの言葉の力
昨日、「プーと大人になった僕」という映画をレンタルして観ました。
観終わった後に、心が晴れやかになりじんわりと温かくなるすごくいい映画です。
評判がいいのも頷けました。
ありきたりな感動メルヘン映画ではないところは、
プーさんが発する哲学的な幸せに生きるための秘訣のような言葉の数々です。
プーさんの柔らかな口調とトーンで、すっと心に入ってきます。
人生ってそうなんだよねと思わず納得させられたり、考えさせられたりするかも
しれません。
勿論、プーさんとその仲間たちの可愛さも必見です。
ストーリー
親友のくまのプーや仲間たちと別れてから長い年月が経ち、大人になったクリストファー・ロビンは、仕事に追われ、会社から託された難題と一緒に時間を過ごせない家族との問題に悩んでいた。
そんな彼の前に、“100エーカーの森”を飛び出したプーが突然現れる。彼が忘れてしまった本当に「大切なモノ」を届けるために…。
名優ユアン・マクレガーを迎え、『美女と野獣』のディズニーが「くまのプーさん」を実写映画化した感動の物語。
そんな彼の前に、“100エーカーの森”を飛び出したプーが突然現れる。彼が忘れてしまった本当に「大切なモノ」を届けるために…。
名優ユアン・マクレガーを迎え、『美女と野獣』のディズニーが「くまのプーさん」を実写映画化した感動の物語。
キャスト
- クリストファー・ロビン:ユアン・マクレガー/堺雅人
- プー:ジム・カミングス/かぬか光明
- 等
スタッフ
- 監督:マーク・フォースター
- 脚本:アレックス・ロス・ペリー、トム・マッカーシー、アリソン・シュローダー
- ストーリー:グレッグ・ブルッカー、マーク・スティーヴン・ジョンソン
- キャラクター原案:A・A・ミルン、E・H・シェパード
- 製作:ブリガム・テイラー、クリスティン・バー
- 製作総指揮:レネ・ウルフ、ジェレミー・ジョーンズ
- 撮影監督:マティアス・クーニスヴァイゼル
- 等
プーさんの哲学的言葉
プーさんは、自分のオツムは小さいからと言いますが、
何気なく発せられる彼の言葉は、すごく哲学的です。
私の心に残った言葉をいくつかご紹介します。
◆”何もしない”は最高の何かにつながる。
”何もしない”という言葉は、最初、子供の頃のクリストファー・ロビンが
発した言葉です。大人になる前、プーと別れるときに、
「僕がいなくなってもここに来て”何もしない”ってことをしてくれる?」
と言います。
プーはその言葉通り、”何もしない”という約束を守り続けます。
ずっと仕事、勉強、目標等のために行動し続けるのではなく、
たまに立ち止まって、何もしないゆっくりとした時間を過ごすことで、
大切なものに気が付いたり、新しい発想のような最高の何かに繋がることが
あるかもしれないということだと思います。
◆必要がないけどほしいんだ。風船は持っているだけで幸せになれるよ。
大人になったクリストファー・ロビンは、風船を欲しがるプーに、
「風船なんて何にも使えないだろう」と言います。
そう言ったクリストファー・ロビンにプーが言った言葉です。
自分自身がどう考えるかで、そのもののあり方が変わってきます。
◆僕でいちゃだめ?
他の人と比較することなんてない。
あるがままの自分でいいんだということだと思います。
◆どこかへ行きたいとき、待っていると、”どこか” が来てくれる。
はっきりとした思いがあれば、機会はやってきてくれるということだと思います。
心の持ちようはいつだって大切ですよね。
◆今日は何の日? 今日は今日だよ。僕の大好きな日。
昨日まだ今日が”明日” だった時は、手が届かないと思ってた。
過去でも未来でもなく、いつでも今日が一番だということだと思います。
今日が迎えられてよかったという思いを感じました。
最後に
人生において大切なものは何か、幸せとは何かを問いかけてくれる映画です。
自分の経験も重ねて、何かに追われて、大切なものを忘れかけているとき、
人生において、少し立ち止まってみてもいいんじゃないかなと思えます。
高くジャンプする前には、しゃがんだり後ろに下がって助走することも必要です。